食品表示ラベルの作成は、非常に多くの知識が必要となり、また知識があったとしても、たいへん面倒な作業です。
そんな大変な作業を簡単にしてくれるサービスが存在します。具体的にどのようなサービスがあるのか、紹介していきましょう。
作成を全般的に楽にしたい方
食品表示ラベルの作成を楽にしたい場合、ダントツでオススメしたいのが「スマート食品表示」です。
原材料と食品の情報をポチポチ入力していくだけで、食品表示ラベルに必要な「面倒な計算」をすべてやってくれます。
公式サイトに「計算の手間を 1/10 に!」とありますが、わたしも体感でそれくらいになった感じです。
一番安いプランで 2,480円/月 ですが、いずれのプランも機能自体は変わらず、さらに無料で 14 日利用することができます。
メリット | ・食品表示ラベルの「原材料名」にそのまま記載できる形で結果が見れる。 ・結果が、一瞬で分かる。 ・栄養成分の計算が楽に。 (原材料ごとの設定も可能) ・義務化される「原料原産地」の計算・表示が楽に。 ・アレルゲンの入力補助がある。 ・複雑な添加物の計算・表示が楽になる。 ・原価・原価率の計算もやってくれる。 ・安価 (さらに 14 日間の無料期間アリ) ・食品表示のデータを社内で管理できる。 |
デメリット | ・特になし |
とりあえず栄養成分の計算だけでもいい方
江崎グリコ株式会社が出している「栄養成分ナビゲーター」があります。
しかし、「食品表示ラベル」は栄養成分以外にもやることが山ほどあるので、全体のうちの一部しか楽になりません。
また、その栄養成分も用意された数値しか使えないので、商品企画書に載っている実際の数値などが使えないという欠点もあります。
ただ、何といっても、無料で使えるのはありがたいですね。
メリット | ・栄養成分の計算が楽になる。 ・無料 |
デメリット | ・正確な栄養成分数値が使えない。 (原材料ごとに用意された数値を使うため) |
高くてもいいから全部任せたい方
「時間」と「お金」は余っているから、他人に全部任せたい場合は、代行業者に任せる手段があります。
安くても、1食品あたり「10,000円~」。さらに配合をちょっとでも変更すると、その都度料金が発生してしまいます。
また、原材料などのリストを作成して渡す必要があるので、結局「スマート食品表示」と同じくらいの手間がかかってしまいます。
メリット | ・自分でやるより正確な結果が得られる。 |
デメリット | ・高額 (しかも、新商品・配合を変更する度に発生) ・すぐに結果が分からない。 |
結論
時間とお金に余裕がある、個人事業主・企業の方は、外注がいいかもしれません。
昨今、そんな余裕のある会社も少ないでしょう。
うれしい無料期間もあるので、「スマート食品表示」をぜひ一度使ってみてください。